皆さん、こんにちは!いよいよ寒くなってきましたね。インフルエンザが流行りだしたようですから、くれぐれも加湿と体調管理を万全になさって下さいね。
秋から冬は空気の乾燥で、肌だけでなく眼も乾燥しやすくなります。大気中の湿度低下と共に、エアコン等による乾燥も追い打ちをかけることになります。涙の供給と蒸発量のバランスが崩れると、ドライアイの症状が出てきたり、悪化しやすくなります。吹き出し口の向きや風量にも気をつけ、充分な加湿を心がけて下さい。
さて、本日は《ドライアイと自律神経》についてお話し致します。
涙の分泌は、睡眠不足や目の酷使など、心身がストレスを感じて交感神経優位になると減少しやすく、心身がリラックスして副交感神経優位の時には増えやすくなります。ドライアイと併発しやすい頭痛や肩こりも、慢性的な交感神経優位による血流不全が原因のことも多いのです。
また寒くなると、自律神経によって、無意識に流れる血液を減らしており、熱が外に逃げないように体表面の血管を縮めます。血管を“縮める”為には交感神経が優位になり、血管が“広がる”為には副交感神経が優位になります。
お風呂に浸かると、目の乾燥が楽になるのを感じたことはありませんか?それは、湯気により湿度が上がるおかげなのです。ゆっくりぬるめのお湯に浸かれば、副交感神経が優位になり血行も良くなりますから、一石二鳥なのです。
なかなか湯ぶねに浸かれない方は、首を温めることも有効です。首には、眼や脳に血液を運ぶ頸動脈がありますから、温タオルで温めたり、少なくとも首元を冷やさないことが大切です。
これから寒さが厳しくなりますから、心身共にリラックスしつつ、ドライアイ対策もご一緒に。
『2015年10月20日 Facebookにて投稿』