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カラーコンタクトの選び方

みなさん、こんにちは。

今日は雨ですが、明日は真夏日だそうです。急な気温の変化で、体調を崩されませんように。

本日はCL第3弾!《カラーコンタクトの選び方》についてです。

まず、皆さんに質問です!皆さんなら、AとBのどちらを選びますか?

A.キャラクターの模様や可愛いデザインも豊富だし安いから、インターネットやディスカウントショップで見つけた好みのカラーコンタクト

B.眼科で取り扱っている中で、自分の眼の状態(カーブ等)に合うカラーコンタクト

Bを選んだ貴方、正解です!「もちろん、A」力強くお答え頂いた皆さん、よく聞いてくださいね。

度無しカラーコンタクトは、視力矯正用のコンタクトのような《高度医療機器》扱いではなく雑品扱いの為、規定も規格も緩いです。その分、品質や安全性は問われません。

AとBの決定的な違いは、色素の位置と色素の安全性です!そのレンズの色素は、レンズのどこにありますか?使用されている色素は、コンタクト着色用として安全性がチェックされているものですか?

Bは、色素がサンドイッチ構造でレンズ内に包まれていて滑らかです。Aは、色素がレンズの表面に露出して凸凹しており、結膜(まぶたの裏側と白目=粘膜)や角膜に障害を起こす可能性があります。

コンタクト着色用の色素を用いていること。また、色素が最表面に露出しているレンズ色素が目に直接触れないように着色されたレンズを選ぶことが大切です。

Aのレンズは、従来型のソフトコンタクトレンズと最新のシリコーンハイドロゲルレンズが開発される前の“酸素透過率が低く眼に負担の多い素材”であったり、“色素がレンズの表や裏に露出しているデザイン”であることが多いのです。

カラーコンタクトレンズに限らずフィッティングの合っていないコンタクトは、眼の重篤な合併症を引き起こす原因になります。

コンタクトレンズの処方時は眼科で診察を受けてから、自分の眼の状態に合ったものを選び、使い方に間違いが無いか?初見に変化は無いか?を定期検査で確認することが大切です。

眼に直接のせるコンタクトは、透析器・人工骨・人工呼吸器などと同様の《高度管理医療機器》です。人体へのリスク(副作用や失明などの合併症を生じる可能性)を理解して、正しく使うことを心がけて下さいね。



『2015年5月15日 Facebookにて投稿』


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