Sayaka’s Room ちょっといい話 ~眼の病気だけでなく、眼と生活の質を向上させるためのアドバイスと治療を行っています!~

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大人のドライアイ


皆さん、こんばんは。すっかり秋らしい陽気になってきましたね。自律神経のアンバランスにより、体調を崩しやすい時期でもありますから、ご自愛下さいね。

本日は、《加齢とドライアイ》についてお話し致します。

質問:「歳をとると、ドライアイになるの?」

答え:YES!

ドライアイの原因 は様々ですが、加齢により涙の分泌は減り、涙の質の低下も起こりやすくなります。代表的なものは、以下になります。

①涙を押し出すまぶたの筋力低下と皮膚の弛み (涙を押し出す原動力は、まぶたの中の筋肉です。瞬きをすることで、涙腺から涙が搾り出されるのです。)

②外的刺激に対する感覚神経(感度)の低下 (目の表面に外からの刺激を感じると、大切な目を守る為、刺激として感じる異物を流す目的や乾燥した目の表面を潤そうとして涙が出ます。)

③マイボーム腺からの油分の分泌低下 (新陳代謝の低下から老廃物が溜まったり、腺構造が萎縮します。) ※マイボーム腺は三層の涙のうち最外層に当たる油層を形成する油を作る腺です。涙の構造については、前回の投稿をご参照下さい。

④結膜弛緩(白目の弛み)による、涙が貯まるスペースの減少 (ドライアイだと、瞬きのたびに瞼の裏と擦れる為に、さらに結膜弛緩が悪化します。涙だけでなく目薬も留まりにくく溢れてしま為、薬の効果も現れにくくなります。)

⑤瞼裂斑による涙の層の不安定 (図1:瞼裂斑は白目のタンパク質が変性して出来ます。隆起により涙の層が不安定になります。)

⑥自律神経の働きの乱れや、それに伴う睡眠不足 (脳が正常の神経のリズムを逸してしまうと、一連の涙のサイクルが乱れ、涙の量や質が落ちてしまいやすくなります。)

⑦病気・薬剤の副作用 (内服薬の中に、抗コリン作用を有するものが含まれている一部の降圧剤や精神安定剤/抗がん剤/緑内障点眼の一種など。)

“健康な涙”を維持するには、涙の量と質を保つことです!

涙の原料は血液ですから、血行促進も大切です。閉じた瞼の上に、ホットタオル(40~50℃)を5分~10分程度のせる温罨法は有効です。また、瞼を温めることで、マイボーム腺で固まった油が溶けて排出が促されますから一石二鳥ですね。

これからどんどん寒くなりますから、お風呂に浸かってホットタオルを是非。


『2015年10月8日 Facebookにて投稿』

クリニック概要

JR根岸線・横浜市営地下鉄「関内」駅より徒歩3分

横浜市中区 関内・伊勢佐木町の眼科

カトレヤeyeクリニック

院長 大多和 沙やか(日本眼科学会認定 眼科専門医)

〒231-0044 
横浜市中区福富町東通1-1
カトレヤメディカルセンター3F

TEL045-231-1103(イイヒトミ)

診療時間
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休診日 水曜・土曜午後・日曜・祝日

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