皆さん、こんばんは。いよいよ、10月ですね。今年も残り3ヶ月となりました。そしてそして!私達カトレヤeyeクリニックは、おかげさまで本日を持ちまして、✨1周年記念✨を迎えることが出来ました。ありがとうございます‼︎ますます、皆さまに愛される眼科になれますよう、努力して参りたいと思います!宜しくお願い申し上げます!
本日は、外来でもよく遭遇するコンタクト装用によるドライアイについてお話し致します。
では、実際にどれだけの方々が、ドライアイの症状を自覚されていらっしゃると思われますか?
ソフトコンタクト(以下 SCL)利用者では82%の方々が眼の乾きを訴えています。涙が無いと、柔らかいソフトコンタクトは隙間無く目の表面に張り付いたり、コンタクトそのものが目の表面で変形してしまいます。また、涙の交換率の低下により長期的な角膜の酸素欠乏が続くと、角膜血管新生や角膜内皮細胞減少によりコンタクト使用を中止しなくてはならない場合もあります。
ハードコンタクト(以下HCL)の利用者では、71%の方々が乾きを訴えています。フィッティングが合っていないコンタクトを装用すると、涙の厚みが場所により異ってしまい、薄い部分には硬い材質のHCLで擦られた傷が出来て痛みを強く感じます。また、動きが少なくても大きすぎても、見え方が定まりません。また、長期的な装用で眼瞼下垂が起こる確率が上がったり(非装用者の20倍という報告もあります。)、まぶたの力が弱くなることでフィッティングが合わなくなることもあります。
涙の交換率はHCLで約20% SCLで2~3%。新鮮な涙が行き渡らなくなり、目のトラブルが発生します。コンタクトを使用する際は、裸眼の時以上に潤滑剤としての涙(もしくは、それに変わる人工涙液)が必要なのです。
写真は、量販店で購入したカラーコンタクトの患者さんの所見です。こんな状態にならないように、くれぐれも、目を大切に、快適にお過ごしくださいね。
『2015年10月1日 Facebookにて投稿』