皆さん、こんにちは。
今日も気持ちの良い晴天ですが、いよいよ今年最初の梅雨入りも近いようです。本日は、引き続きCL第二弾《コンタクトレンズの性質》について。
①ハードコンタクト
違和感などの自覚症状を敏感に感じやすく、フィッティングが合っていないと装用感に大差が出ます。また、涙液層(★涙は下の絵のような構造です)が不安定になり、質的・量的悪化から異物感だけでなく、眼球表面の傷の原因にもなってしまいます。
②ソフトコンタクト
涙液層が二分化され、レンズ表面では涙液層の安定性の低下(裸眼の約2倍も不安定)から涙が蒸発し易くなり、瞬きの時にレンズエッヂにより白目や瞼の裏に摩擦が起こり傷がついたり、レンズ下では涙液の交換率が低下するとも言われています。
ハードコンタクト・ソフトコンタクトを問わず涙液層の安定性低下を招く為、長時間の装用は眼に負担をかけてしまいます。
PC作業や電子ゲームなど、瞬きも惜しいほど集中する作業時には、瞬きが減ることで涙の量も減ってしまい、上記症状を助長させてしまいます。
最新のソフトコンタクトレンズの素材は《シリコーンハイドロゲル》ですが、酸素透過性が高い、硬いことが特徴です。
特にdry eyeの方は、硬さによる摩擦を異物感として自覚されることもありますが、コシがあるので、初心者の方には扱い易く感じられるかもしれません。
その反面、脂質全般が吸着しやすい為、お化粧品の粒子やクリーム類の汚れが付着しやすく、女性は要注意です。最近の化粧品の品質やウォータープルーフ等の特徴から、一度付着すると専用の洗浄剤を使っても落ちにくいので気をつけて下さいね。
また、装用したままのクレンジングでは、オイル成分の吸着による変形や眼障害も引き起こしかねません。手にハンドクリームや薬品が付着したままコンタクトを出し入れすることも、同様ですよ。
コンタクトは、
①化粧前に装用→クレンジング前に外す!
②コンタクトを扱う前には、よく手を洗う!
ですね。
『2015年5月11日 Facebookにて投稿』